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研修日記

令和5年度小学校教科等指導研修(理科)「実験・観察指導力向上研修」を開催しました

掲載日2023年7月26日

令和5年7月26日(水)に、令和5年度小学校教科等指導研修(理科)「実験・観察指導力向上研修」を開催しました。国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 宇宙教育センター長 北川 智子 氏による講義・演習「これからの理科教育と宇宙教育〜地球観測衛星の目になって地球を見る〜」を通して、JAXA宇宙教育センターの活動、教材について理解し、実践例を基に宇宙の視点を取り入れた理科教育や宇宙教育について考えていきました。ペットボトルの実験では、子どもたちからの問いとして考えられる「どうして空は青いの?」を科学的に探究していく過程を体験しました。
【受講者の学びや気付き】
・JAXA宇宙教育センター長である北川先生のバックグラウンドからの考え方や「宇宙視点で考える」「地球を丸ごと見る視点」について触れることができ、新たな気付きばかりであった。理科教育の中で何ができるかという視点だけでなく、教科横断的な学習展開のヒントをいただけた。
・5年生の学習「天気の変化」において、雲や台風について授業を行ったことがあるが、今日の研修で学んだ「宇宙視点」を取り入れ、「自分が衛星になったつもりで考えてみよう!」といった言葉などを投げかけてみたいと感じた。また6年生では、早速2学期に「月と太陽」を学習する予定なので、「月から地球がどのように見えるかな」と発問したり、紹介された「天体を粘土でつくる」を活用したりと具体的な授業のイメージをもつことにつながった。
・「宇宙は壮大で遠い存在」というイメージであったが、気象予報・GPS・衛星放送など私達の生活に深く関わっていることに気付くことができた。子どもたちにも身近な事象を宇宙の視点で考えさせ、「なぜ?」「どうして?」という探究心を大切にした授業を展開していきたい。