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研修日記

令和元年度 大分市教育センター研修生「研究主題報告会」

掲載日2019年6月3日

本市教育センターの長期派遣研修生(第6期生)による大分市教育センター研修生「研究主題報告会」を行いました。

 教科等に関する研究では、後藤 麻穂教諭(大分市立明野西小学校)が「自分が伝えたいことを英語でやり取りできる力の育成~既習表現を想起させて繰り返し使用するSmall Talkを通して~」について報告しました。子どもたちに自分が伝えたいことをやり取りできる力を付けるための学習指導について、高学年におけるSmall Talkを通して研究していくことが報告されました。

ICTに関する研究では、吉武 真弥教諭(大分市立松岡小学校)が「各教科での学びをより確実なものにするプログラミング的思考の育成~考えを視覚化し整理するプログラミング学習による段階的な学習過程を通して~」について報告しました。情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくために必要な「プログラミング的思考」の育成に向けた段階的な学習過程について研究していくことが報告されました。

 不登校対応対策に関する研究では、岩田 望教諭(大分市立舞鶴小学校)が、「子どもが円滑に人と関りをもち、自己肯定感を高めるために支援について~アサーショントレーニングを中心とした人間関係作りプログラムの実践を通して~」について報告しました。不登校傾向の子どもたちが、アサーション(自分も相手も大切にできるスキル)を身に付けることで、円滑に人と関りがもて、友人関係の不安等が軽減され、自己肯定感の高まりにつなげていく研究をしていくことが報告されました。

それぞれの報告について、所属校の校長先生から意見や激励の言葉をいただくとともに、大分市教育センター所長から講評をいただき、これからの研究の方向性が定まる報告会になりました。